歌謡曲がお好き

林あさ美( 林朝美 ) 歌謡曲がお好き歌詞
1.小指の想い出

作詞:有馬三恵子
作曲:鈴木淳

あなたが噛んだ 小指が痛い
きのうの夜の 小指が痛い
そっとくちびる 押しあてて
あなたのことを しのんでみるの
私をどうぞ ひとりにしてね
きのうの夜の 小指が痛い

あなたが噛んだ 小指がもえる
ひとりでいると 小指がもえる
そんな秘密を 知ったのは
あなたのせいよ いけない人ね
そのくせすぐに 逢いたくなるの
ひとりでいると 小指がもえる

あなたが噛んだ 小指が好きよ
かくしていたい 小指が好きよ
誰でもいいの 何もかも
私の恋を おしえてみたい
ほんとにだけど 言えないものね
かくしていたい 小指が好きよ


2.つぐない

作詞:荒木とよひさ
作曲:三木たかし

窓に西陽が あたる部屋は
いつもあなたの 匂いがするわ
ひとり暮らせば 想い出すから
壁の傷も残したまま おいてゆくわ

愛をつぐなえば 別れになるけど
こんな女でも 忘れないでね
やさしすぎたのあなた
子供みたいなあなた
あすは他人同士に なるけれど

心のこりは あなたのこと
少し煙草も ひかえめにして
過去にしばられ 暮らすことより
わたしよりも可愛い人 探すことよ

愛をつぐなえば 重荷になるから
この町を離れ 暮らしてみるわ
お酒のむのもひとり
夢を見るのもひとり
あすは他人同志に なるけれど

愛をつぐなえば 別れになるけど
こんな女でも 忘れないでね
やさしすぎたのあなた
子供みたいなあなた
あすは他人同志に なるけれど


3.大阪の女(ひと)

作詞:橋本淳
作曲:中村泰士

まるで私を 責めるよに
北野新地に 風が吹く
もっと尽くせば よかったわ
わがまま言って 困らせず
泣いて別れる 人ならば

とても上手に 誘われて
ことのおこりは このお酒
がまんできずに 愛したの
悪いうわさも 聞いたけど
やさしかったわ 私には

あなたのそばで 眠れたら
幸せそれとも 不幸せ
夢を信じちゃ いけないと
言った私が 夢を見た
可愛い女(おんな)は あかへんわ

きっといいこと おきるから
京都あたりへ 行(ゆ)きたいわ
酔ったふりして 名を呼べば
急にあなたが 来るようで
離れられない 大阪を


4.ブルーライト・ヨコハマ

作詞:橋本淳
作曲:筒美京平

街の灯りが とてもきれいね
ヨコハマ ブルーライト・ヨコハマ
あなたとふたり 幸せよ
いつものように 愛の言葉を
ヨコハマ ブルーライト・ヨコハマ
私にください あなたから

歩いても歩いても 小舟のように
私はゆれて ゆれて あなたの腕の中

足音だけが ついて来るのよ
ヨコハマ ブルーライト・ヨコハマ
やさしいくちづけ もう一度

歩いても歩いても 小舟のように
私はゆれて ゆれて あなたの腕の中
あなたの好きな タバコの香り
ヨコハマ ブルーライト・ヨコハマ
二人の世界 いつまでも


5.アカシヤの雨が止む時

作詞:水木かおる
作曲:藤原秀行

アカシヤの雨にうたれて
このまま死んでしまいたい
夜が明ける 日がのぼる
朝の光のその中で
冷たくなった わたしを見つけて
あの人は
涙を流して くれるでしょうか

アカシヤの雨に泣いてる
切ない胸はわかるまい
思い出の ペンダント
白い真珠のこの肌で
淋しい今日も あたためてるのに
あの人は
冷たい瞳(め)をして 何処かへ消えた

アカシヤの雨が止む時
青空さして鳩がとぶ
むらさきの 羽の色
それはベンチの片隅で
冷たくなった わたしのぬけがら
あの人を
さがして遥かに 飛び立つ影よ


6.二人でお酒を

作詞:山上路夫
作曲:平尾昌晃

うらみっこなしで 別れましょうね
さらりと水に すべて流して
心配しないで ひとりっきりは
子供のころから 慣れているのよ
それでもたまに 淋(さみ)しくなったら
二人でお酒を 飲みましょうね
飲みましょうね

いたわり合って 別れましょうね
こうなったのも お互いのせい
あなたと私は 似たもの同志
欠点ばかりが 目立つ二人よ
どちらか急に 淋(さみ)しくなったら
二人でお酒を 飲みましょうね
飲みましょうね

どうにかなるでしょ ここの町の
どこかで私は 生きて行(ゆ)くのよ
それでもたまに 淋(さみ)しくなったら
二人でお酒を 飲みましょうね
飲みましょうね


7.雪國

作詞:吉幾三
作曲:吉幾三

好きよあなた 今でも今でも
暦はもう少しで 今年も終りですね
逢いたくて恋しくて 泣きたくなる夜
そばにいて少しでも 話を聞いて
追いかけて 追いかけて 追いかけて… 雪國

窓に落ちる 風と雪は
女ひとりの部屋には 悲しすぎるわあなた
酔いたくて泣きたくて ふるえるくちびる
そばに来て少しでも わがまま聞いて
追いかけて 追いかけて 追いかけて… 雪國

好きな人はいるの あなた
バカね バカな女ね 意地をはってた私
逢いたくて夜汽車乗る デッキの窓に
とめどなく頬つたう 涙のあとを
追いかけて 追いかけて 追いかけて… 雪國

逢いたくて恋しくて 泣きたくなる夜
そばにいて少しでも 話を聞いて
追いかけて 追いかけて 追いかけて… 雪國


8.忘れないわ

作詞:山上路夫
作曲:三木たかし

忘れないわ あなたを
別れたあとも 胸に生きるわ
もしもふたたび 恋をしても
あなたに似てる ひとでしょう

忘れないわ
I'll never forget you
愛したひとよ 忘れないわ

忘れないわ いつまでも
初めての恋 心に抱(だ)くわ
たとえひとときの 喜びでも
愛してくれた あなただから

忘れないわ
I'll never forget you
愛したひとよ 忘れないわ
忘れないわ


9.Passing Love

作詞:朝倉翔
作曲:大谷明裕

はしゃぐ街角 誘われても
足早に すり抜けた
行きかう人の視線が
愛をなくした女を刺すの

ショーウィンドーに 足を止めても
あなたの好み さがしてしまう

Passing Love 私を今も
Passing Love 揺らしてるわ
Passing Love 面影さえも
Passing Love 悪い男ね
せつなすぎて 苦しすぎて ああ あなた

いい人ならば それでいいと
向かい合うレストラン
あなたがいない心に
断る理由 見つからなくて

ガラスの箱が 空へ昇れば
一夜の恋も 星になるのね

Passing Love やさしさだけに
Passing Love 抱かれたいの
Passing Love 誰かの腕で
Passing Love 瞳閉じて
今夜だけは 眠らせてよ ああ あなた

Passing Love 消えない愛は
Passing Love どこへ行くの?
Passing Love 微笑さえも
Passing Love 壊れたまま
今夜だけは 眠らせてよ ああ あなた


10.愛の水中花

作詞:五木寛之
作曲:小松原まさし

これも愛 あれも愛
たぶん愛 きっと愛

だって淋(さび)しいものよ 泣けないなんて
そっと涙で頬を 濡らしてみたいわ
ひとりぼっちの部屋の ベッドの上で
ちょっとブルーな恋の 夢を見ている
乾いたこの花に 水を与えて下さい
金色のレモンひとつ 胸にしぼって下さい
わたしは愛の水中花
これも愛 あれも愛
たぶん愛 きっと愛

だって悲しいものよ 酔えないなんて
そっとあなたの胸に 甘えてみたいの
そうよ人生なんて ドラマじゃないわ
だから今夜はせめて 夢を見たいの
乾いたこの花に 水を与えて下さい
バラ色のワイングラス 胸にそそいで下さい
わたしは愛の水中花
これも愛 あれも愛
たぶん愛 きっと愛